ヒプノバーシングで第二子が生まれました。

3月12日に二人目の子どもが生まれました。
生まれてから本当にバタバタしていたので、
報告が大分遅れたのですが、
生まれた時の感情を後々に思い出すためにも、
ブログに書いて残しておきたいと思います。

目次

時速5キロで走ってる時に「もっとゆっくり!」

子宮波が来てほどなく、
車で助産院に向かうのですが、
その道中の出来事です。

私たちが住んでいる首里は坂道が多く、
更に工事中の道路が多いので、
運転には最新の注意が必要です。

助産院までは車で30分ほどの道のりですが、
妊婦をあまり揺らしてはいけません。

近所の工事現場に差し掛かった時、
私は 時速5キロ ほどで車を走らせました。
いや、歩かせたと言っても良いでしょう。

周りの車の視線も無視させていただき、
歩行者よりも遅かったと言っても過言でないスピードです。

その時、妻が言った言葉が
「もっと、ゆっくり走って。」

OK!次に買う車は10キロまでのメーターで、
左半分は使うくらい低速に対応したやつにするよ。

そう心の中でぐっと誓いました。

工事中の道路を抜けて一安心した時の出来事です。

3月12日がお産だったのですが、
この時期の沖縄は若干暑いことがあり、
車中は冷房を使ったり切ったりと、
微妙なさじ加減が必要でした。

私はバックミラーで奥さんの様子を見ながら、
冷房をゆるくつけたり消したりするのですが、

妻がエアコン付けてとオーダーしたので、
一番弱くゆるーくエアコンを、付けたところ、
「風がきつい」と妻が一言。

了解!
次は風が出ないエアコンを探しとく!

そうこうしながら、
ようやく高速に乗り、
この日のために買ったと言っても過言でない、
愛車を80キロにキープしながら、
左側車線を安全MAX運転をしていたところ、

「もっと、揺れない道で行きたい」
と、一言。

うん!
多分、高速の左側車線以上に揺れない道は、
沖縄ではあんまり思いつかないけど、
なんか、空飛ぶとか、なんかほかの方法考えとく!

とりあえず、そういうのは産後だっ

と、冗談はさておいて、
m(_ _)m

後で分かったのですが、
奥さんは車の中で子宮口が全開していたらしく、
普段は見せない獣のようなセクシーな声を出していたのも、
今となれば納得です。

奥さんは本当によく頑張ってくれましたし、
二人目の出産ということで慣れもあり、
気がつけば産院に入ってから90分で生まれるという安産でした。

まだかまだか?と気にかけてくださった皆さん、
応援してくださった皆さん、
無事に出産することができました。

ブログではありますが、感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

サプライズ感の薄い幸せな出産

人が生まれてくるところを初めて凝視しました。
すごく神秘的で、エイリアンの映画のようでもありました。

生まれた瞬間、本当に可愛いやつがきたと感じ、
これから、100年ほど生きると思うと震えました。

とにかく、好きなことをやってもらいたい。
と、願ってみましたが、
そんな事は願われなくてもやる。
と、言っているような顔で、一足早く生意気な輩の様です。

親のわがままを貫く最初の儀式としての名付けは、
赤ちゃんが生まれてくる前にこの名前だと、
強く感じたので頭に浮かんできたそれにしようと思います。

それにしても出産というのは、
何光年もの時間を、
数時間で体験しているような感覚で、

中々出てこないのではなく、
その長く待ち遠しい時間を、
短縮して味わう様な感覚とでもいいましょうか。
不思議な感覚でした。

1人目の出産の時は、
この子の幸せを守っていこう。
と、初めての父親としての感覚に新鮮さを感じましたが、

二人目の出産では、
我が家を最高のチームにしていこう。
という気持ちが湧いてきました。

サプライズ感や、喜びは1人目の方が大きかったものの、
幸せな時間を味わうという点は2人目の方がはっきりと感じました。

二度目ということで、出産に慣れていたことと、
ヒプノバースというのお産手法を使って長期的に取り組だこと、
この2つが幸せを味わいやすいお産につながったと思います。

一度目は何が起こっているのか把握するだけで、
体力を使い果たしていた様な気がしますが、

二度目の今回は、自分の直感も冴えわたっている気がして、
戦力になり得たのではないかと感じ、
自分の存在に充足感を感じることができました。

真っ最中の奥さんの様子に意識を張りつつ、
娘の感情に意識を置く様な、
そんな感じの過ごし方でした。

ヒプノバーシングのアドバイスもあり、
奥さんが子宮波のリズムに素直に反応できるよう、
サポートできたのではないかと思います。

ヒプノバーシングへの取り組み

前回(の一人目のお産)は子宮波がはじまってから38時間。
病院に入ってから30時間と体力を消耗した出産でしたが、
今回は、助産院に入ってから90分で生まれてくるという安産でした。

前回のお産に痛みの連想ができていた奥さんは、
何かしらの対応策が必要だと考えた様で、

書籍、ネット、紹介を駆使して情報を集めた結果。
「ヒプノバーシング」というお産の手法を採用することにしました。

ヒプノバーシングは日本ではまだ馴染みが薄いのですが、
アメリカ発で世界に広がっているお産手法です。

  • 英ウィリアム王子の奥さんのプリンセスケイト(キャサリン妃)
  • ハリウッド女優のジェシカ アルバ(Jessica Alba)
  • ヴィクトリアズ シークレットのモデル ミランダ カー(Miranda Kerr)

も、ヒプノバーシングで出産したらしいです。

セッションにもそれなりの費用がかかるし、
あまり聞いたことがなかったので、
私自身は多少懐疑的だったのですが、
奥さんの強い希望でセッションを受けることにしました。

東京のセッションルームにて、
でっかいクッションにくるまりながら、
超リラックス状態でナッツをほおぼりつつ、
オーガニックティーをたしなみつつの個別セッションでした。

ヒプノバーシングを経験した今、
これからお産を考える方には、
超絶おすすめですので、
詳しい内容や、おすすめのセッションなど、
ご紹介できますのでご連絡いただければと思います。

ヒプノバーシングはこんな感じです。

視覚、聴覚、体感覚のアプローチによって出産に対する意味付けを変えていき、
それを、日々のアファメーションやイメージングで定着させます。

我々は出産は痛いもの。
という思い込みを刷り込まれていますが、
ヒプノバーシングではその概念を事実と切り離していきます。

出産自体を自然本来の仕組みとして当然のことと理解して、
「激しい痛み」と「出産というイベント」を切り離す作業を行います。

立ち会った男性としては、
出産は大変にエネルギーを使うイベントですが、
痛みの話題ばかりがでまわるのには違和感を感じるようになりました。

NLPに精通している方にとっては、
NLPの視覚、聴覚、体感覚によるアプローチに近いと感じるかもしれません。

普段、瞑想などされている方にとっては、
基本の呼吸法を繰り返し意識や感覚を深くすることに近いと感じるかもしれません。

私自身、瞑想や体操を行う人なのですが、
共感できる部分が多く、知識情報としても楽しかったです。

奥さんは瞑想などする方ではないのですが、
イメージングやアファメーション経由で、
体に意識を置く時間を増やし始めたのは、
私のパートナーシップにとって大きなプレゼントでした。

自分でも気がついていなかった欲求として、
奥さんにも瞑想をしてもらいたい。
もっと、体に意識をおいた生き方をしてもらいたい。
というものがあったことが見えてきました。

願わくば、
体的不快感(痛みなど)を捉えつつ呼吸で対応したり流す様に、
心的不快感(怒りや悲しみなど)も捉えつつ呼吸で対応できる様に、
夫婦で取り組めると嬉しいと思いました。

事前準備という名のパートナーシップ

ヒプノバーシングは出産の瞬間に使うノウハウ以上に、
出産に対して持っている固定概念を外して、
出産本来の概念を付け直すというものです。

そのために、歴史上、出産がどのように変化してきたのか、
文化、宗教、医療によって色々な意味づけされてきたこと、
知識として学ぶことも大切ですし、

それを、自分たちの生活に落とし込みながら、
理解というよりは納得していくことが大切です。

  • 痛いものと認識されるようになった宗教的歴史背景
  • 麻酔が使われるようなった歴史的理由
  • 日本のお産の歴史の移り変わり

などをインプットしていきます。
これらの情報があるだけで、お産に関するイメージががらりと変わります。

それらの内容を夫婦で語り合うことが大切だったり、
超リラックス状態に入るために旦那が奥さんにするリラックスタッチや、
出産に対する不安を手放していくワーク、
理想の出産を叶えてくれる産院選び、
その他にも夫婦で取り組むことが多々あります。

私は、正直なところ、
その全てに取り組み切れた感じではないのですが、
それでも、前回のお産に比べると、
分かりやすい宿題を与えてもらった感覚になり、

出産の数ヶ月前から、
出産シーンをイメージしたり、
シミュレーションすることができ、
出産という未知の世界に対する安心感を作れたと感じています。

また、
奥さんとしても、旦那が出産前に、
一緒に出産について時間を使うことは、
幸せな時間だったように見え、

ヒプノバーシングから宿題をもらうことで、
夫婦としての信頼関係も一つ深まったと思います。

夫婦で仕事をしたり、
夫婦で旅行にいくと、
色々な摩擦があり絆が強まるイメージと同じ感じかと思います。

夫婦から家族へ、家族からチームへ

突然、出産というイベントに参加させられた上の娘は、
奥さんに子宮波が来るたびに「何で、ママは泣いているのか?」と、
不安と疑問を感じていた様です。

赤ちゃんが生まれてから、
上の娘が赤ちゃんを見て、
「かわいい」と言った時に、

あぁ、この家は一つのチームになるんだな。
という感覚が湧いてきました。

独り身から束の間の夫婦を過ごして、
一人目の娘を授かった時に、
家族を持ったという感覚があったのですが、
大人の世界に子どもが入ってきた感覚というか、
まだ、大人のペースに子どもを合わせていく気持ちが、
大部分残っていたのだと思います。

二人目が生まれて、
上の娘が赤ちゃんを「かわいい」と言った時に、
私が知らない家族の側面がこれからは増えてくる。
と感じはじめ、

私がこの家族を守っていく。
という気持ちではなく、

チームとして家族を強くしていく。
という気持ちが強まりました。

どんな家になっていくのか、
どんな兄弟になっていくのか、
ワクワクしますし、
父親としてのリーダーシップも必要だと思い始めています。

産後、びびる。

産後、妻がトイレに行った時に、
ふと何かと思い、
トイレの手伝いに行ったら、
自分で拭けなそうだったので、
拭こうかと言ったところ、

返事の代わりに、
貧血を起こして、
白目をむいてきました。

私は心底たじろぎ、
奥さんの顎がカクカクいった時は、
緊急ボタンを連打しまくって、

「おい!真紀!(おまえ!)」
と、ドラマのワンシーンみたいになってました。

健康は大切です。
感じたくない気持ちが一気にやってきます。

助産師さんが、頭下げてあげてね。
と、優しくアドバイスをくれたことで、
冷静になって、トイレの処理をしつつ、
助産師さんに寝床に連れていってもらい一安心です。

綱渡り現象ではないのですが、
何かまた一つ、夫婦として強く繋がれたという感覚が湧いてきました。

誰かのために、という気持ち以上に、
父親として家族の中に健康に存在していることが、
何よりも大切なのではないかと思いました。

それは、奥さんにも、娘にも、息子にも、
同じことを思います。

私たちがご縁あって繋がった今、
つながり続けて居ることが大切なんだと思います。

そんなこんなで4人家族になりました。
2人目が90分で生まれたことにいい気になり、
3人目も行くぞ!とお父さん、勝手に鼻息を荒くしていますが、
まずは、家族4人で幸せな時間を過ごしたいと思います。

繋がってくださっている皆さん、
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

長男の名前は、
髙井健男(たかいたけお)になりました。

よろしくね♪

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この記事を書いた人

最後まで、お読み頂きありがとうございます!
また、次回も頑張って書きますのでよろしくお願いします♪

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