芝生の手入れや拡張方法について、専門家に質問した内容を共有します。

芝生一年生が芝生の先生に教えてもらったことを共有するページ

執筆:高井 / 相談先:松尾さん(芝生の先生)

最初に「何をそろえて、どう使うか」を一覧でご紹介します。
そのあとに、我が家の実例と気づきを書きます。

目次

用意するもの(購入先・参考価格・使い方・適期・注意)

※価格は参考目安(記事公開時点)。容量・在庫・店舗により変動します。リンクは僕が見た代表例です。
※僕はMCPPは購入せず、肥料は16-16-16を購入し、それ以外は全て購入しました。

目的 品名(代表例) 購入先 参考価格 使い方(要点) 適期 注意点/メモ
雑草の発芽抑制 シバゲンDF(水和剤)
※展着剤、噴射器付き
Amazon 目安 ¥3,000 前後 土壌処理剤。薄く均一に散布→2〜3日後に刈り込みで面を整える 春〜初秋(高温期は慎重に) 今年張った新芝には使わない(翌年から)。
ラベルの希釈・時期を厳守
広葉雑草を枯らす① MCPP 液剤 Amazon 目安 ¥700〜¥3,000 茎葉処理剤。生えてしまった広葉雑草に散布 生育期 高温・乾燥時の薬害に注意。
展着剤を数滴で付着性UP
広葉雑草を枯らす② 一本締め(MCPP系の強化・先生談)
※高井はMCPPではなく、一本締めを購入しました。
各EC/ホームセンター しつこい広葉雑草に。適用作物と希釈倍率を確認 生育期 適用表の確認必須/高温・乾燥時は避ける
展着(薬剤の付き向上) 展着剤(例:ダイン等) amazon 目安 ¥400〜 除草剤に数滴添加 通年 入れすぎ注意。手袋・保護具を着用
サッチ分解 イデコンポ ガーデンEV amazon 目安 ¥3,000〜¥5,000 秋・春にパラパラ撒く。サッチ(刈りカス)の分解を後押し 秋・春 劇的変化はないが健全性UP。撒きすぎ不要
施肥(再生) 高度化成 16-16-16 amazon 目安 ¥2,000〜¥3,500(5kg) ハゲた部分に有効一握り=1㎡を目安に上向き散布 9〜10月/春 低地は薄め/小高い所は多めでムラ補正
施肥(再生寄り) 高度化成 14-14-14 amazon 目安 ¥2,000〜¥3,500(5kg) 16と同様。既存の健康部は半量で十分 9〜10月/春 真夏は様子見(無理に与えない)
施肥(維持) 化成 8-8-8 amazon 目安 ¥1,500〜¥2,000(5kg) 現状維持の時に少量 9〜10月/春 開封後は密封(湿気で固まりやすい)
斜面も楽々、刈り込み 電動リール刃(5枚)

例:マキタ MLM2851 等
Amazon 目安 ¥20,000〜¥30,000 リール刃で均一。高さは揃える程度でもOK 生育期 端・斜面は無理せずバリカン併用
端の仕上げ コードレス電動バリカン

例:マキタ MUM604DZ 等
Amazon 目安 ¥9,000〜¥15,000(本体) 際・縁を素早くきれいに整える 生育期 刃のキャップ管理/子ども・ペットに配慮
土壌コア抜き コア式エアレーター Amazon 目安 ¥2,000〜¥3,000 踏圧で固い所のコア抜き → 穴に目土 秋・春 労力対効果は控えめ。“しないよりマシ”の位置づけ
散布の基本メモ: 肥料や粒剤は上に向けてふわっと(相撲の塩まきイメージ)。一握り=1㎡。低地は薄め/高地は多め。除草剤はラベル厳守・保護具着用・高温期は避ける。

使い方の要点(超要約)

  • 除草:
    シバゲン=発芽抑制新芝NG)。
    MCPP/一本締め=広葉雑草に茎葉処理
    ※展着剤を数滴
  • サッチ分解: 春・秋にイデコンポを“パラパラ”と巻く。
  • 施肥:
    ハゲてしまった部分=月に1回。(16-16-16)
    既存部=色が薄い時のみ。9〜10月に与えたらそのまま休眠、春に再開。真夏は無理しない。
  • 水やり: 夕方が基本。高温期に薬剤を使ったら特に丁寧に。
  • 刈り: 本体はリール刃。“揃える程度”でも横に広がる。端はコードレスバリカンで仕上げ。
  • 更新: スライシング(縦刈り)や土壌コア抜きで若芽促進。3/5/7年の節目で“若返り作業”。

ここからは「我が家のケース」(高井の記録)

新居に越して芝生1年目。正直、想像より難しかったです。
以下の感じで苦戦していました。

  • 肥料を巻いたらまだら緑の模様ができてしまった。
  • 雑草を抜いても抜いても生えてくる。(心が折れそう)
  • 端の処理(ハサミだと結構大変でサボりがちでボサボサしてくる)。
  • 手押しの芝刈り機だと坂になっているところがうまく刈れない。
  • 芝生用の除草剤を購入して試したら芝生も刈れてしまった。
  • 芝生を拡張しようとしたら、うまく付かず枯れてしまった。

まだらな緑は「撒き方」で変わる

原因: 肥料の撒きムラ。雨が貯まる場所が効きすぎるので、低地は薄め/小高い所はやや多めに配分する。
対策: 相撲の“塩まき”みたいに上向きにふわっと撒く。
肥料:16-16-16、14-14-14、8-8-8を使い分ける。

除草剤で雑草は枯らして、芝は枯らさない

原因: 夏の暑い時期に蒔いたのが原因で芝生も枯れてしまった。高温で濃度が上がり薬害がでた
対策: 真夏は避ける+肥料+夕方の水やりで新芽促進。
使い分け:
シバゲン=土壌処理新芝NG/翌年から)。
MCPP/一本締め=茎葉処理展着剤を数滴
※僕は一本締めを購入しました。

流れ(例): シバゲン散布 → 2〜3日後に刈り込み → 取り切れない株に MCPP/一本締め(+展着剤)。

7月に張った新芝が枯れているが復活するのか?

水やり不足の疑いがある。
肥料+“揃える刈り”横に広がる
必要に応じて部分張替をする

斜面は“電動草刈機”、端の仕上げは“電動バリカン”

本体はリール刃(5枚)の電動。
メーカーはマキタ or リョービ
端はコードレスバリカンが早くてきれい。

心が楽になる一言

裸地が見えていても、肥料・水やり・“揃える刈り”を続ければ横に伸びて覆っていく

サッチ対策:イデコンポ

ゴルフ場向けの刈りカス分解剤
秋・春にパラパラと巻く。

劇的変化はないけれど、病害虫の温床を減らす狙いで入れていく。

エアレーションと若返り

コア式エアレーションは、踏圧で固い場所の回復に向く(穴に目土)。
時期は秋・春労力対効果は控えめ
スライシング(縦刈り)は“芝のピーリング”。3/5/7年で更新のイメージ。

今日からの小さな一歩(チェック)

  • 肥料は上向き散布一握り=1㎡/既存は半量)。
  • 夕方に水やり
  • 端はコードレスバリカンで“揃える”。
  • 既存エリアのみシバゲン → 2〜3日後に刈り。成長株はMCPP+展着剤
  • イデコンポを秋に“パラパラ”。
  • 薬剤はラベル厳守・保護具

僕が芝生について教えていただいた芝生の先生は、
以下のココナラのリンクからご相談可能です。

https://coconala.com/services/3644455?ref=profile_top_service

 

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